【レビュー】フラッシュポイント:火災救助隊 / Flash Point: Fire Rescue
2~6人用
45~45分
10歳~
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アメリカの消防士となりレスキューを目指す協力ゲーム。炎で一軒家が崩れ落ちる前に被害者を救出しよう!
再び入手したシリーズ第4弾。こちらは2011年発売のレスキュー協力ゲームで、3〜4年前にプレイをして、迫る炎を消火しつつ被害者を救出出来るか否か、ハラハラドキドキしたゲーム展開が大変良かったと記憶していた。協力ゲームの名作「パンデミック」の数年後に発売されていて、確たる証拠は無いが、キャラクターの特殊能力の寄与等、影響を受けている節は感じられる様に思う。この基本発売数年後には、世界で複数の拡張が発売されている所を見ると、基本も人気があったんだろうと想像に難くない。拡張版は残念ながら日本語版は出なかった。
尚、折角新品入手した折、もう1度レビューのチャンスを得てるので書いていこうと思います。以前のレビューでは、基本ルール(ファミリールール)をガッツリ書いてあったのでルールが分からない方は先ず前のレビューを見てもらって、今回は熟練者向けルールについて書いていきます。又、筆者が入手したのは前回と同じ英語版となります。日本語版は入手性が悪く中古で商品があっても価格が高騰しているので、ルールが分かるなら、言語依存の少ないのも相まって英語版を購入する理由にはなるであろうと思う。只、新品の英語版も流石に数が減少して来ている様には感じますねぇ。
・熟練者向けゲーム(セットアップ)
ファミリールールでは1つの難易度での挑戦だったが、熟練者向けでは難易度が選べる様になっている。初心者、ベテラン、英雄とあり、ルールブック曰く、「初心者レベルはファミリーゲームと似ており、ベテランは難しく英雄は非常に難しい」らしい。過去のプレイではベテランレベルでの挑戦まで行ったが、クリア出来なかった。そして、難易度が決まったら、一軒家に置いてある危険物(薬品類や油脂類)の数も難易度に比例する。
セットアップでは赤と黒のダイスをロールしてルールブックに基づく特殊な3度の爆発を解決(英雄レベルでは4度の爆発を解決)後、ホットスポットを爆発スペースに配置する。その後、ダイスをロールして危険物を配置します。
こちらはファミリールールでの図。両面でプレイ可能で、難易度高めの🏚️も用意されている。
危険物の量は初心者が3個、ベテランが4個、英雄が5個。ダイスをロールして配置する。🔥がある場合は、再度ダイスをロール。そして、被害者マーカーを両ダイスを振って配置する。🔥がある場合は再度ロールします。
次に誤警報マーカー1つと被害者2人のマーカーを箱にしまいます。使用するのは被害者マーカー10人と誤警報マーカー5つのみ。
もうお分かりだろうが、クリアするには10人助けなければならず、ファミリールールの7人よりもハードルが上がっている。
そして、各プレイヤーがスペシャリストカードと消防士フィギュア及びカードを受け取る。
最後の追加でホットスポットマーカーを配置する。因みにターゲットスペースに既にホットスポットマーカーがある場合は、再度ロールする。
ベテラン又は英雄レベルでプレイする場合はホットスポットを3個追加する。3人の消防士を使用するなら2個のホットスポット追加。4人以上の消防士を使用するなら、3個のホットスポット追加。難易度と人数でホットスポットを足して配置すれば良い。残りのホットスポット6個(英雄レベルでは12個)はサプライに置いておく。
各プレイヤーは建物の外のスペースのいずれかに消防士を配置する。
救急車と消防車の配置場所を決定して、スタートプレイヤーを決定してゲームスタート!
準備までお疲れ様でしたw
・熟練者向けで増えたルール
①車両(vehicles)
消防車と救急車が導入され、消防士が運転して建物周辺を素早く移動出来るのが利点だ。運転するには2AP消費する。ファミリールールでは、被害者を外に運ぶだけで完了だったが、救急車に乗せないと救出とはならない。
尚、消防士は消防車と同じスペースにいる場合のみ消防車を運転出来る。救急車は無線で呼べる設定になっているので、同じスペースに居なくても救急車は呼べる。消防車は運転するので、移動も一緒になるが、消防士と救急車の同一移動は任意となります。車両は建物の周りを時計回り又は反時計回りのいずれかの方向で運転出来る。車両で建物の反対側に移動する場合は、4AP必要となる。消防士が運転中の消防車に他の消防士は0APで乗る事が出来る。
・消防車で消火作業
消火ホースで大量の水を一気に放出して消火する事が出来る。消火ホースは、ボード上の象限の1つを対象としています。
色分けした個所に赤い点線があるが、分かりやすく色分けで分類してみた。ホースで水を発射して確実に狙った個所に消火出来る訳では無く、ダイスロールして水が行く個所が決定されるので、消火失敗する事が大半だw 成功したらラッキー程度に思っていた方がいいだろう。成功すれば一気に範囲内の消火が進む。
②乗組員の変更(crew change)
8人のスペシャリストを2AP消費して、消防車スペースで変更する事が出来る。使用されていないスペシャリスト消防士を状況に合わせて使用出来れば、クリアに近づけるかも。
・火災の確認(advance Fire)
③危険物(hazmat)
プレイヤー行動終了後、赤と黒のダイスをロールして、危険物に着火したら、爆発を起こし四方にフラッシュオーバー発動後、爆発スペースにホットスポットを配置します。危険物は被害者と同じ2APコストで運ぶ事が出来ます。こうして外に運ぶ事で危険物は処分され、マーカーを取り除ける。
④ホットスポットとフレアアップ(hot spots&Flare UP)
ルールブックによれば、実際の火災は燃えてる時間が長ければ長い程、消火が困難になると言う。可燃物があれば引火点前後で火災は更に広がり目も当てられない結果をもたらす。それらをゲーム上再現したシステムが、ホットスポットとフレアアップらしい。
火災の確認でダイスロールして、ホットスポットが配置されているスペースなら、もう一度ダイスロールして炎上を広げなければならず(フレアアップ)、炎上を広げたスペースにも新たにホットスポットを配置しなければならない。ホットスポットがドンドン増えて行くのは、一軒家の崩壊序曲と言っていいかも知れない…。
⑤被害者マーカーの配置
最大3人の被害者マーカーを配置するが、熟練者ルールでは、ダイスロールして🔥がある場合はボード上に黄色い矢印があるので、配置出来るスペースまでたどり可能な場所に配置する。ファミリールールの様に🔥を取り払って配置するのも、中々の恐怖ではある。周りが炎上していてその中に入り助けなければならないのだから。これで何人か犠牲になった😅
以上を繰り返し、10人の被害者救出を目指します。
・敗北条件
①一軒家が燃え尽きて崩壊してしまう。(ダメージカウンターが24個配置される)
②4人以上の犠牲者が出る。❌️(ファミリールール)
訂正:ファミリールールでは、4人以上で敗北だが、熟練者向けルールでは、10人救出しなければならないので、パーフェクトが求められます。従って1人でも犠牲者を出した時点で敗北となります。厳しい😅
・感想
筆者は実際再度購入して2回プレイしましたが、まだファミリールールをクリア出来ていません。「こんなに難しかったかな〜?」が率直な印象です。🔥のある所に火災の確認でダイスロールして🔥が重なったら、爆発を起こして四方に🔥と壁にダメージが入り、下手したらフラッシュオーバー(燃えて無い個所にも🔥が発生する)が発生して、犠牲者が出たりと、ファミリールールでも、中々歯ごたえありますねぇ。今回紹介した熟練者向けも控えているので、協力ゲームが好きな方なら、持っていても損は無いゲームだと存じます。(特にアクションポイント制のゲームに惹かれる方なら)
現在、拡張の入手性はほぼ失われております。欲しい方は個人輸入するしか無い状況です。(以前所持していた拡張を手放してしまった💦)
1プレイ60分内の中量級でサクッと回せて結構面白いので、未プレイの方は機会があればお試しアレ! ★9個。
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45~45分
10歳~
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アメリカの消防士となりレスキューを目指す協力ゲーム。炎で一軒家が崩れ落ちる前に被害者を救出しよう!
再び入手したシリーズ第4弾。こちらは2011年発売のレスキュー協力ゲームで、3〜4年前にプレイをして、迫る炎を消火しつつ被害者を救出出来るか否か、ハラハラドキドキしたゲーム展開が大変良かったと記憶していた。協力ゲームの名作「パンデミック」の数年後に発売されていて、確たる証拠は無いが、キャラクターの特殊能力の寄与等、影響を受けている節は感じられる様に思う。この基本発売数年後には、世界で複数の拡張が発売されている所を見ると、基本も人気があったんだろうと想像に難くない。拡張版は残念ながら日本語版は出なかった。
尚、折角新品入手した折、もう1度レビューのチャンスを得てるので書いていこうと思います。以前のレビューでは、基本ルール(ファミリールール)をガッツリ書いてあったのでルールが分からない方は先ず前のレビューを見てもらって、今回は熟練者向けルールについて書いていきます。又、筆者が入手したのは前回と同じ英語版となります。日本語版は入手性が悪く中古で商品があっても価格が高騰しているので、ルールが分かるなら、言語依存の少ないのも相まって英語版を購入する理由にはなるであろうと思う。只、新品の英語版も流石に数が減少して来ている様には感じますねぇ。
・熟練者向けゲーム(セットアップ)
ファミリールールでは1つの難易度での挑戦だったが、熟練者向けでは難易度が選べる様になっている。初心者、ベテラン、英雄とあり、ルールブック曰く、「初心者レベルはファミリーゲームと似ており、ベテランは難しく英雄は非常に難しい」らしい。過去のプレイではベテランレベルでの挑戦まで行ったが、クリア出来なかった。そして、難易度が決まったら、一軒家に置いてある危険物(薬品類や油脂類)の数も難易度に比例する。
セットアップでは赤と黒のダイスをロールしてルールブックに基づく特殊な3度の爆発を解決(英雄レベルでは4度の爆発を解決)後、ホットスポットを爆発スペースに配置する。その後、ダイスをロールして危険物を配置します。
こちらはファミリールールでの図。両面でプレイ可能で、難易度高めの🏚️も用意されている。
危険物の量は初心者が3個、ベテランが4個、英雄が5個。ダイスをロールして配置する。🔥がある場合は、再度ダイスをロール。そして、被害者マーカーを両ダイスを振って配置する。🔥がある場合は再度ロールします。
次に誤警報マーカー1つと被害者2人のマーカーを箱にしまいます。使用するのは被害者マーカー10人と誤警報マーカー5つのみ。
もうお分かりだろうが、クリアするには10人助けなければならず、ファミリールールの7人よりもハードルが上がっている。
そして、各プレイヤーがスペシャリストカードと消防士フィギュア及びカードを受け取る。
最後の追加でホットスポットマーカーを配置する。因みにターゲットスペースに既にホットスポットマーカーがある場合は、再度ロールする。
ベテラン又は英雄レベルでプレイする場合はホットスポットを3個追加する。3人の消防士を使用するなら2個のホットスポット追加。4人以上の消防士を使用するなら、3個のホットスポット追加。難易度と人数でホットスポットを足して配置すれば良い。残りのホットスポット6個(英雄レベルでは12個)はサプライに置いておく。
各プレイヤーは建物の外のスペースのいずれかに消防士を配置する。
救急車と消防車の配置場所を決定して、スタートプレイヤーを決定してゲームスタート!
準備までお疲れ様でしたw
・熟練者向けで増えたルール
①車両(vehicles)
消防車と救急車が導入され、消防士が運転して建物周辺を素早く移動出来るのが利点だ。運転するには2AP消費する。ファミリールールでは、被害者を外に運ぶだけで完了だったが、救急車に乗せないと救出とはならない。
尚、消防士は消防車と同じスペースにいる場合のみ消防車を運転出来る。救急車は無線で呼べる設定になっているので、同じスペースに居なくても救急車は呼べる。消防車は運転するので、移動も一緒になるが、消防士と救急車の同一移動は任意となります。車両は建物の周りを時計回り又は反時計回りのいずれかの方向で運転出来る。車両で建物の反対側に移動する場合は、4AP必要となる。消防士が運転中の消防車に他の消防士は0APで乗る事が出来る。
・消防車で消火作業
消火ホースで大量の水を一気に放出して消火する事が出来る。消火ホースは、ボード上の象限の1つを対象としています。
色分けした個所に赤い点線があるが、分かりやすく色分けで分類してみた。ホースで水を発射して確実に狙った個所に消火出来る訳では無く、ダイスロールして水が行く個所が決定されるので、消火失敗する事が大半だw 成功したらラッキー程度に思っていた方がいいだろう。成功すれば一気に範囲内の消火が進む。
②乗組員の変更(crew change)
8人のスペシャリストを2AP消費して、消防車スペースで変更する事が出来る。使用されていないスペシャリスト消防士を状況に合わせて使用出来れば、クリアに近づけるかも。
・火災の確認(advance Fire)
③危険物(hazmat)
プレイヤー行動終了後、赤と黒のダイスをロールして、危険物に着火したら、爆発を起こし四方にフラッシュオーバー発動後、爆発スペースにホットスポットを配置します。危険物は被害者と同じ2APコストで運ぶ事が出来ます。こうして外に運ぶ事で危険物は処分され、マーカーを取り除ける。
④ホットスポットとフレアアップ(hot spots&Flare UP)
ルールブックによれば、実際の火災は燃えてる時間が長ければ長い程、消火が困難になると言う。可燃物があれば引火点前後で火災は更に広がり目も当てられない結果をもたらす。それらをゲーム上再現したシステムが、ホットスポットとフレアアップらしい。
火災の確認でダイスロールして、ホットスポットが配置されているスペースなら、もう一度ダイスロールして炎上を広げなければならず(フレアアップ)、炎上を広げたスペースにも新たにホットスポットを配置しなければならない。ホットスポットがドンドン増えて行くのは、一軒家の崩壊序曲と言っていいかも知れない…。
⑤被害者マーカーの配置
最大3人の被害者マーカーを配置するが、熟練者ルールでは、ダイスロールして🔥がある場合はボード上に黄色い矢印があるので、配置出来るスペースまでたどり可能な場所に配置する。ファミリールールの様に🔥を取り払って配置するのも、中々の恐怖ではある。周りが炎上していてその中に入り助けなければならないのだから。これで何人か犠牲になった😅
以上を繰り返し、10人の被害者救出を目指します。
・敗北条件
①一軒家が燃え尽きて崩壊してしまう。(ダメージカウンターが24個配置される)
②4人以上の犠牲者が出る。❌️(ファミリールール)
訂正:ファミリールールでは、4人以上で敗北だが、熟練者向けルールでは、10人救出しなければならないので、パーフェクトが求められます。従って1人でも犠牲者を出した時点で敗北となります。厳しい😅
・感想
筆者は実際再度購入して2回プレイしましたが、まだファミリールールをクリア出来ていません。「こんなに難しかったかな〜?」が率直な印象です。🔥のある所に火災の確認でダイスロールして🔥が重なったら、爆発を起こして四方に🔥と壁にダメージが入り、下手したらフラッシュオーバー(燃えて無い個所にも🔥が発生する)が発生して、犠牲者が出たりと、ファミリールールでも、中々歯ごたえありますねぇ。今回紹介した熟練者向けも控えているので、協力ゲームが好きな方なら、持っていても損は無いゲームだと存じます。(特にアクションポイント制のゲームに惹かれる方なら)
現在、拡張の入手性はほぼ失われております。欲しい方は個人輸入するしか無い状況です。(以前所持していた拡張を手放してしまった💦)
1プレイ60分内の中量級でサクッと回せて結構面白いので、未プレイの方は機会があればお試しアレ! ★9個。
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