【戦略やコツ】バトルライン / Battle Line

2~2人用
30~30分 
12歳~


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まず“勝ちの形”を逆算する


* 勝利条件:3つ連続の旗を取る or 合計5つの旗を先取。


* 役の強さ(上→下):


* ウェッジ=同色連番(例:7♠8♠9♠)

* ファランクス=同数字3枚(例:⑧⑧⑧)

* バタリオン=連番(色不問:例 4♦5♣6♥)

* スカーミッシュ=同色(例:2♣6♣9♣)


* 隊列=合計値勝負(例:10・9・8)
→ ウェッジ>ファランクス>連番>同色>合計。この“力関係”を常に意識し、どの旗をどの役で取るかの設計図を先に持つのが上達の近道です。








盤面評価:旗の“価値”は中央ほど高い


* 中央3旗(4・5・6番)は3連の芯。ここを2本抑えつつ左右に伸ばせると3連条件を踏みやすい。


* **端の旗(1・9番)**は3連の素材になりにくい代わりに、時間を稼ぐ要員として使える(相手に“手を消費させる”置き場)。
→ 中央は攻め、端は捌きが基本。




序盤(手札の“自由度”を残す)



* 2枚置きで“二股”を作る
例:同色かつ1差(7♥と9♥)を置けば、8♥引きでウェッジ、7/9の同数字引きでファランクスと2ルートが見える。

* 中数(4〜7)を中心に
連番の伸び代が広く、上下に逃げやすい。極端な**1/10は“端の番人”**としてブロック用途に温存しておくと便利。

* 手の内(色・数字)の偏りを避ける
序盤から同色3枚や同数字2枚を抱え込みすぎない。読まれやすく、ブロックされやすいから。




中盤(“主戦3旗”を決めて圧をかける)



* 主戦3旗=3連の可能性が残る帯を選定
例:3〜5番を主戦と決め、4番で先に強い役を宣言できる形を作る。

* “二面待ち”を増やす置き方


* 同色2枚の1差(↑):ウェッジ or 同色

* 同数字2枚+離れ1枚:ファランクス本線/連番副線






* ブロックを意識した“外堀埋め”
相手が同色2枚を並べたら、その色の中間数字を別旗に捨て置きしてウェッジの“山”を削る(=相手のアウトを減らす)。




終盤(“証明”で奪取し、相手の手数を奪う)



* 証明勝ち(早上がり)を狙う
自分の役が完成していなくても、山札・捨札・他旗の公開情報から「相手が作り得る最強役」を上限評価し、それでも自分が上回ると示せれば旗を確定できる。
例:相手側のその旗の色がすでに2色欠け、残りの色ではウェッジ不可能、同数字も場に3枚見えていてファランクス不可→自分が連番確定なら証明で確定。

* “1手遅れ”を作らない
2枚→確定→回収のリズムを保つ。完成しても確定を忘れると、戦術カード(ありのルール)や高数値の上書きで覆されるリスクが上がる。




役別・実戦テク

ウェッジ(同色連番)


* 狙いは中央寄りの中盤。7–8–9など真ん中寄りが作りやすい。

* 外側から埋める:例)**7♥→9♥**と置き、8♥待ち。中を“空けて”おくとブロックされにくい。

* 相手の同色2枚+空き1を見たら中間数字を他旗に消費してアウトを狭める。





ファランクス(同数字3枚)


* 情報戦の主役。場に出た数字を常に数える。2枚同数字を見たら“残りの1枚”の所在を推定。

* バレやすいので“端旗”で釣る:端に同数字2枚を置き、相手にブロック資源(同数字)を使わせ、本命は中央で通す。





連番(色不問)


* 仕掛けは早いが上に勝たれやすい。9・10の**“上がない連番”や1・2・3の“下がない連番”はブロック耐性**が高い。

* “両面待ち”を作る(5→7置きで6待ちなど)と速度が武器になる。





同色(スカーミッシュ)


* “枚数で勝ってから合計で逃げ切り”が基本。同色2枚+高数で隊列(合計)への落ちもケア。

* 色の濁りを利用:相手がその色を他旗で使い込んでいればブロックされにくい。





合計(隊列)


* 最後の落とし所。高数×3の合計27〜30帯は十分に強い。

* **引きが悪い時の“時間稼ぎ”**にも使える(確定しにくいので、相手の手を奪いやすい)。





カードカウントと“確率の目安”


* 兵士カード:1〜10×6色=60枚。各数字は6枚、各色は10枚。


* よくある読み:


* 相手が同色2枚を置いたら、その色の残り枚数と中間数字の所在をチェック。

* 相手が同数字2枚を置いたら、場に出た残り4枚の位置(あなたの手/捨札/場)でファランクスの可否を判断。






* “上限下限”で証明を作る:


* 相手の上限=残りカードで作れる最強役


* 自分の下限=いま確定している最低強度
→ 上限<下限になった瞬間が確定のタイミング。








相手に“手を使わせる”3つの方法


* 端旗に高合計を置く:奪う価値が低い場所で相手の高数を誘い出す。

* 2枚先置き:強い役の下地を2枚置き、「上書きしないと負けるかも」の圧でブロックを強要。

* 多面脅威:隣接2旗で同時に決め手を作り、対応の手数不足を突いて3連へ。





戦術カード(Tactics)ありで遊ぶ場合の指針


* 原則:**相手より戦術カードの使用枚数が“1枚多いまで”**という上限がある(“出し勝ち”を防ぐためのルール)。


* 基本方針:


* 序盤は温存、終盤の“確定用/崩し用”に投下。

* 除去・移動・ワイルド系は3連が見えた場に集中投入。

* 使う前提で事前に“証明の筋”を作っておく(戦術1枚で確定に届く形を作る)。





* 対戦術:相手が先に1枚使ったら、その旗に2枚目の戦術を重ねない(他旗で優位を築いた方が総合で勝ちやすい)。





ありがちなミスと回避法


* (誤)早期の“3枚目置き” → (正)2枚で圧をかけ、相手の反応を見てから。


* (誤)連番を“中抜き”で完成させる(例:4・6・5の順に公開してブロック誘発)
→ (正)端から順(4→5→6)に見せて、ブロックの価値を曖昧に。
* (誤)確定宣言の遅れ → (正)ターン終わりの“証明チェック”を習慣化。





まとめ(プレイの指針)


* 中央3旗を主戦に、二股の下地を量産。

* ブロックは“相手のアウトを消す”視点で――中間数字・残り同数字を他旗へ捨てて削る。

* 終盤は“証明”で即確定。上限<下限の瞬間を逃さない。

* 戦術カードは“3連の筋”と“確定の一押し”に集約。

* 負け旗は“時間稼ぎ”に切替、他所で2面脅威を作って手数勝ちへ。







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