【レビュー】クトゥルフ:死もまた死すべし 未知の恐怖 / Cthulhu: Death May Die – Fear of the Unknown
1~5人用
90~90分
14歳~
---
「未知なる恐怖」新ルールを引っさげたシーズン3最新独立拡張版。エピソード1〜6の目的を達成して、最終的にカルト信者達が現世に呼び出そうとしている古の者を倒せ!オカルト&ホラー雰囲気満載のホラー型協力ゲーム。
クトゥルフ神話が題材のCMON社お得意豪華ミニチュアホラーゲーム。ミニチュアがかなり精工で「ゾンビサイド」よりも量は減るもののミニチュアが大きく箱もBIGBOXでお値段張るのも納得に感じます。
そして、過去作でアークライト社が発売していたシーズン1収録の「クトゥルフ 死もまた死すべし」の購入を逸した筆者としては初めてこのシリーズを遊んでみたが、「制限時間有りの中々シビアなゲームだなぁ」と感じた。ソロで、2キャラ担当プレイしたので紹介したいと思います。(ソロ認定済み)
ザックリとしたゲーム内容と勝利条件
10人いる特殊技能を持った探索者を選択して各エピソードの目的達成を目指して協力し、古の物(オールド・ワン)を呼び出さんと狙っているカルト信者の復活の儀式を止めてオールド・ワンの息の根を止めるのが最終目的。オールド・ワンを倒せればプレイヤー側の勝利だ。
ゲーム前に今回プレイするエピソードを選択して、2種類いるオールド・ワンから、戦う方を選ぼう。組み合わせは自由だ。
敗北条件
オールド・ワンがMAP上に配置される前にプレイヤー側が発狂orHPが尽き死亡する。
オールド・ワンがMAP上に配置されてから、プレイヤー側が全員発狂orHPが尽き死亡する。
進行マーカーが召喚トラックの最後のマスに到達する(8番目)
プレイヤーは3アクション内で移動、攻撃、休息、アイテム交換を行いゲームを進めて行く。他にも3アクション内不要のフリーアクションやキャラ特有の特殊アクション、エピソードクリアには必須のエピソード固有アクションなど豊富な選択肢が用意されおり、制限時間が設けられている中、的確な行動がゲームクリアの鍵になるのかも知れない。しかし、そうはさせまいと、オールド・ワンの下僕であるカルト信者、モンスター達がワラワラと出現して立ち塞がって来る!
豊富で精工なフィギュアは一見の価値有り!
プレイヤーキャラのステータス値
正気度トラック…ダイスや神話カード(モンスターカードの様な物)で影響を受け徐々に左側から右側に進んで行く。途中途中に闘値マスが有り緑のボーナスダイスをもたらしてくれたり、特殊技能のレベルを1段階UPしたりと良い事が起こっているかの様に感じるが、最後のドクロマスに到達したら、結局は発狂してゲーム離脱orゲームオーバーになるのだから。こうして戦友がまた1人去って行くわけだ。因みに闘値マス到達時にはゲーム準備時にランダムに配られる狂気カードを適用しなければならない。まあ、皆が抱える病の様な物だ。因みに休息アクションで正気度は回復出来ない。
ストレストラック…最大4段階まで上昇して、1段階上げるだびにダイスを1個再ロール出来る。戦闘や判定時に有効で、ストレストラックがMAXになったからと言って何ら副作用は無い。(ただ、神話カードで影響あるかも?)休息アクションで最大3段階下げられるが…
負傷トラック…キャラのHPで5ダメージ受けるとドクロに達し死亡する。上記のストレストラックと合わせて最大3段階下げられるが、休息アクションは敵がいると使えないので、他の区間に移動して回復したい所だが、敵は移動したキャラにくっついて移動して来る。例え2人いても敵は移動したプレイヤーに着いて来るので、敵が増えてダメージを回復したい場合は、1人が陽動作戦で引きつけるか、戦闘で倒しきってしまうか…。多勢に無勢になればそう簡単には行かないだろう。戦闘は味方と敵ダイスで決する。HET、触手、HET&触手、古の印、無の面がある通常ダイス3個を振るが、アイテムや能力でボーナスダイス(最大5個)を追加で一緒に振れる。敵はダイスの種類と数はカードに記載してある。ワラワラと敵が増えた時の休息アクションが命綱となりそうだ。
3種類の技能
キャラクターの特殊能力で、複数の敵にダメージを与えられる格闘術が使いやすいと感じた。。この技能がなければ、敵1体にしかダメージを与えられない。他にも色々技能有り。
プレイヤーの行動終了後、神話カードを1枚引き上段、中段、下段の順に適用していくわけだが、気をつけ無ければいけないのは、上段の赤い古の印が捨て札3枚揃った時点で、オールド・ワンが召喚トラックを1マス進み、もし緑のマスから赤いマスにオールド・ワンフィギュアが配置されたら、遂にオールド・ワンがMAPに配置される(現世に姿を表す!)古の印3つでオールド・ワンが1マス進み赤マスでMAPに出現する。例えMAPに出現しても、儀式を中断させてダメージを与えられる状態にしないと、オールド・ワンには傷1つ付けられない!赤丸までマーカーが進むと時間切れで敗北だ。
敵からの攻撃か探索か?
神話カード解決後、ターンプレイヤーがカルト信者やモンスター達と同じ区画にいたら、敵の攻撃が始まる。敵の攻撃は敵の数だけ行われるわけだが、味方が同じ区画にいても、攻撃はターンプレイヤーに降りかかって来るので、その攻撃を他のプレイヤーに振り分けるといった安直な事は出来ない。集中攻撃に襲われたら、出目次第でストレストラックを上手く使うしか無い様に感じる。ストレストラックがMAXなら…ヤバい、祈ろう。敵がいなければ発見カードを必ず引いて適用する。アイテムや新しい出会い(同行者)エピソードクリアに必要な証拠等が手に入るかも知れない。
ターン終了時の効果が発動する物もあるみたいです。炎上トークンや疲労トークン等神話カードからデメリットとなる災いもゲームを盛り上げる要素となっています。
これらを繰り返し勝利に向かって突き進んで行きましょう!
本独立拡張のメインディッシュとも言える「未知なる恐怖のルール」について
今までの既存ルールに加えて、コンポーネントが増えて難易度が格段に上がる熟練プレイヤー向けのルールで、既存ルールではエピソードや古の物(オールド・ワン)で決まった敵しか出現しないが、この新ルールでは多種多彩なモンスターが出現し、未知なる神話カードや未知なる遺物カード、ランダム区画トークンが投入される様。これらを投入すると、高難易度となるので、一部の投入だけ推奨している程。既にシーズン1〜2の経験者で、多彩なゲームを望む方向けで、筆者にはまだ早すぎると思うw(複数のカルト信者に倒された)
感想
初心者から熟練者まで楽しめて、基本(クトゥルフフィギュアはこちら)を所持していれば、混ぜて遊べるのでクトゥルフとも戦えるし、未知なる恐怖ルールでもプレイ可能なので、守備範囲の広い独立拡張だと思います。こうなって来るとシーズン1の基本が欲しくなリますねぇw 基本持っている人は是非。
ルールブックを読んでいる段階では、インストが難しいそうかなと感じたが、既存のルールだけなら、実際に手足を使って行けば、頭に入り易い。ただ、重量級ゲームなので時間は掛かりますよ。
本作のオールド・ワンはこちら↓
超強力な人智を超えた化け物で、ラスボスに相応しい相手だ。
「俺にはあと3回変身が残されている。。その意味が分かるかな?w」by オールド・ワン
★9個
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90~90分
14歳~
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「未知なる恐怖」新ルールを引っさげたシーズン3最新独立拡張版。エピソード1〜6の目的を達成して、最終的にカルト信者達が現世に呼び出そうとしている古の者を倒せ!オカルト&ホラー雰囲気満載のホラー型協力ゲーム。
クトゥルフ神話が題材のCMON社お得意豪華ミニチュアホラーゲーム。ミニチュアがかなり精工で「ゾンビサイド」よりも量は減るもののミニチュアが大きく箱もBIGBOXでお値段張るのも納得に感じます。
そして、過去作でアークライト社が発売していたシーズン1収録の「クトゥルフ 死もまた死すべし」の購入を逸した筆者としては初めてこのシリーズを遊んでみたが、「制限時間有りの中々シビアなゲームだなぁ」と感じた。ソロで、2キャラ担当プレイしたので紹介したいと思います。(ソロ認定済み)
ザックリとしたゲーム内容と勝利条件
10人いる特殊技能を持った探索者を選択して各エピソードの目的達成を目指して協力し、古の物(オールド・ワン)を呼び出さんと狙っているカルト信者の復活の儀式を止めてオールド・ワンの息の根を止めるのが最終目的。オールド・ワンを倒せればプレイヤー側の勝利だ。
ゲーム前に今回プレイするエピソードを選択して、2種類いるオールド・ワンから、戦う方を選ぼう。組み合わせは自由だ。
敗北条件
オールド・ワンがMAP上に配置される前にプレイヤー側が発狂orHPが尽き死亡する。
オールド・ワンがMAP上に配置されてから、プレイヤー側が全員発狂orHPが尽き死亡する。
進行マーカーが召喚トラックの最後のマスに到達する(8番目)
プレイヤーは3アクション内で移動、攻撃、休息、アイテム交換を行いゲームを進めて行く。他にも3アクション内不要のフリーアクションやキャラ特有の特殊アクション、エピソードクリアには必須のエピソード固有アクションなど豊富な選択肢が用意されおり、制限時間が設けられている中、的確な行動がゲームクリアの鍵になるのかも知れない。しかし、そうはさせまいと、オールド・ワンの下僕であるカルト信者、モンスター達がワラワラと出現して立ち塞がって来る!
豊富で精工なフィギュアは一見の価値有り!
プレイヤーキャラのステータス値
正気度トラック…ダイスや神話カード(モンスターカードの様な物)で影響を受け徐々に左側から右側に進んで行く。途中途中に闘値マスが有り緑のボーナスダイスをもたらしてくれたり、特殊技能のレベルを1段階UPしたりと良い事が起こっているかの様に感じるが、最後のドクロマスに到達したら、結局は発狂してゲーム離脱orゲームオーバーになるのだから。こうして戦友がまた1人去って行くわけだ。因みに闘値マス到達時にはゲーム準備時にランダムに配られる狂気カードを適用しなければならない。まあ、皆が抱える病の様な物だ。因みに休息アクションで正気度は回復出来ない。
ストレストラック…最大4段階まで上昇して、1段階上げるだびにダイスを1個再ロール出来る。戦闘や判定時に有効で、ストレストラックがMAXになったからと言って何ら副作用は無い。(ただ、神話カードで影響あるかも?)休息アクションで最大3段階下げられるが…
負傷トラック…キャラのHPで5ダメージ受けるとドクロに達し死亡する。上記のストレストラックと合わせて最大3段階下げられるが、休息アクションは敵がいると使えないので、他の区間に移動して回復したい所だが、敵は移動したキャラにくっついて移動して来る。例え2人いても敵は移動したプレイヤーに着いて来るので、敵が増えてダメージを回復したい場合は、1人が陽動作戦で引きつけるか、戦闘で倒しきってしまうか…。多勢に無勢になればそう簡単には行かないだろう。戦闘は味方と敵ダイスで決する。HET、触手、HET&触手、古の印、無の面がある通常ダイス3個を振るが、アイテムや能力でボーナスダイス(最大5個)を追加で一緒に振れる。敵はダイスの種類と数はカードに記載してある。ワラワラと敵が増えた時の休息アクションが命綱となりそうだ。
3種類の技能
キャラクターの特殊能力で、複数の敵にダメージを与えられる格闘術が使いやすいと感じた。。この技能がなければ、敵1体にしかダメージを与えられない。他にも色々技能有り。
プレイヤーの行動終了後、神話カードを1枚引き上段、中段、下段の順に適用していくわけだが、気をつけ無ければいけないのは、上段の赤い古の印が捨て札3枚揃った時点で、オールド・ワンが召喚トラックを1マス進み、もし緑のマスから赤いマスにオールド・ワンフィギュアが配置されたら、遂にオールド・ワンがMAPに配置される(現世に姿を表す!)古の印3つでオールド・ワンが1マス進み赤マスでMAPに出現する。例えMAPに出現しても、儀式を中断させてダメージを与えられる状態にしないと、オールド・ワンには傷1つ付けられない!赤丸までマーカーが進むと時間切れで敗北だ。
敵からの攻撃か探索か?
神話カード解決後、ターンプレイヤーがカルト信者やモンスター達と同じ区画にいたら、敵の攻撃が始まる。敵の攻撃は敵の数だけ行われるわけだが、味方が同じ区画にいても、攻撃はターンプレイヤーに降りかかって来るので、その攻撃を他のプレイヤーに振り分けるといった安直な事は出来ない。集中攻撃に襲われたら、出目次第でストレストラックを上手く使うしか無い様に感じる。ストレストラックがMAXなら…ヤバい、祈ろう。敵がいなければ発見カードを必ず引いて適用する。アイテムや新しい出会い(同行者)エピソードクリアに必要な証拠等が手に入るかも知れない。
ターン終了時の効果が発動する物もあるみたいです。炎上トークンや疲労トークン等神話カードからデメリットとなる災いもゲームを盛り上げる要素となっています。
これらを繰り返し勝利に向かって突き進んで行きましょう!
本独立拡張のメインディッシュとも言える「未知なる恐怖のルール」について
今までの既存ルールに加えて、コンポーネントが増えて難易度が格段に上がる熟練プレイヤー向けのルールで、既存ルールではエピソードや古の物(オールド・ワン)で決まった敵しか出現しないが、この新ルールでは多種多彩なモンスターが出現し、未知なる神話カードや未知なる遺物カード、ランダム区画トークンが投入される様。これらを投入すると、高難易度となるので、一部の投入だけ推奨している程。既にシーズン1〜2の経験者で、多彩なゲームを望む方向けで、筆者にはまだ早すぎると思うw(複数のカルト信者に倒された)
感想
初心者から熟練者まで楽しめて、基本(クトゥルフフィギュアはこちら)を所持していれば、混ぜて遊べるのでクトゥルフとも戦えるし、未知なる恐怖ルールでもプレイ可能なので、守備範囲の広い独立拡張だと思います。こうなって来るとシーズン1の基本が欲しくなリますねぇw 基本持っている人は是非。
ルールブックを読んでいる段階では、インストが難しいそうかなと感じたが、既存のルールだけなら、実際に手足を使って行けば、頭に入り易い。ただ、重量級ゲームなので時間は掛かりますよ。
本作のオールド・ワンはこちら↓
超強力な人智を超えた化け物で、ラスボスに相応しい相手だ。
「俺にはあと3回変身が残されている。。その意味が分かるかな?w」by オールド・ワン
★9個
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* 遊べるカフェ/スペース(1)
* レビュー(1)
* ルール説明(0)
* 戦略・コツ(0)
* リプレイ日記(0)
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