【レビュー】テラミスティカ / Terra Mystica
2~5人用
60~150分
12歳~
---
【メイン要素】陣取り+拡大再生産+タイル配置
【ルール理解】ルールは多いが、ボードにアイコンで書いてあるので分かりやすい。
【手番選択肢】非常に多い
【勝利点要素】宗教トラック+最長交易路+ラウンドボーナス+町ボーナス ほか
【言語依存度】なし
【妨害干渉度】直接攻撃はないが陣取りは早い者勝ち
【運と実力比】運1、実力9
【外観芸術性】魔法世界のテイストでGOOD
開発行為と勝利点の分離。だが、開発なくして勝利なし。
『テラミスティカ』に端を発する戦略ゲームが色々生まれるほど、この『テラミスティカ』の登場はセンセーショナルであったと思います。私は、テラミスティカ系では『ガイアプロジェクト』が一番の名作だと思いますが、それでも時々『テラミスティカ』を好んでプレイし、原点に立ち返りたくなります。なんといっても、この世界観・・・魔法世界における各種族の覇権争い、がとても魅力的です。
ゲームの特徴は、まず、「開発行為」と「勝利点」の分離かと思います。『カタン』や『カルカソンヌ』などの過去の名作、最近の人気作である『アーク・ノヴァ』や『テラフォーミング・マーズ』も、開発行為そのものが勝利点となり、さらに拡大再生産の基盤となっています。『テラミスティカ』では、ラウンドボーナスや恩恵タイルがない限り、開発行為そのものは直接点にはなりません。ただし、前半戦でしっかり開発して収入アップ(拡大再生産)することで、後半戦の「町」の形成による得点タイルの獲得、最終得点計算の最長交易路ボーナスなどで優位に建てるのが、面白いところです。
また、得点獲得が、塵も積もれば山となる「積み重ね」であることも、大きな特徴かと思います。第1ラウンドで~ほぼ定石化しつつありますが~、「砦」の建設による種族能力の解放か、「神殿」建設による恩恵タイル<土1>の獲得が重要といわれるのは、積み重ねの重要性をよく物語っています。<土1>は、「住居」を建てるたびに勝利点を2点獲得出来るタイルですが、わずか2点と侮ってはダメで、「住居」は建て替えなども含めゲーム中10回ぐらい建設する可能性があります。つまり2×10=20点、140点取れば勝ちのゲームの中で、第1ラウンドに獲得した恩恵タイル<土1>だけで20点を生み出せるのです。
ラウンドボーナスも非常に重要で、例えば、「砦」or「聖域」を建てると5点のラウンドだとすると、このラウンドを狙って「聖域」を建てる行為が、最終的には大きな差を生み出します。プレイスキルがあがっていくにつれ、ゲーム開始の種族選択の時点で、ラウンドボーナスをよく見て、どのような戦術でゲームをすすめるかを考えるようになっていくわけです。
あとは、これまでのレビューにある通り、「パワー」の存在ですね。これが他のゲームにはない『テラミスティカ』独自のゲームシステムで、パワーをもらうため、対戦相手と近すぎず離れすぎずの良いインタラクションを生み出し、また、宗教トラックに積極的な意味をもたらしています。
戦略ゲームが好きな人には、この『テラミスティカ』を是非4人プレイで。マップが4人プレイを想定して作られているため、4人がベストです。『ガイアプロジェクト』は3人用に宇宙を小さくしたり、『革新の時代』は3人以下用のマップが用意されていますが、『テラミスティカ』は4人。リアルでメンバーが集まらない場合は、アプリかBGAでも良いので、4人で遊んでみてください。(アプリのAIは相当強いですが・・)
1手のミスで大差がつくシビアな面はありますが、『テラミスティカ』でしか味わえない面白さがあります。
『テラミスティカ』でコンスタントに120点ぐらい取れるぐらい上達した方は、さらに複雑な、しかし、世界最高の戦略ゲームと言っても過言ではない傑作『ガイアプロジェクト』に進みましょう。(『ガイアプロジェクト』のレビューはすでに書いてありますので、よろしければご参照ください)。
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テラミスティカの関連コンテンツ
* テラミスティカのトップ
* イメージ画像(13)
* 遊べるカフェ/スペース(150)
* レビュー(28)
* ルール説明(0)
* 戦略・コツ(4)
* リプレイ日記(11)
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【妨害干渉度】直接攻撃はないが陣取りは早い者勝ち
【運と実力比】運1、実力9
【外観芸術性】魔法世界のテイストでGOOD
開発行為と勝利点の分離。だが、開発なくして勝利なし。
『テラミスティカ』に端を発する戦略ゲームが色々生まれるほど、この『テラミスティカ』の登場はセンセーショナルであったと思います。私は、テラミスティカ系では『ガイアプロジェクト』が一番の名作だと思いますが、それでも時々『テラミスティカ』を好んでプレイし、原点に立ち返りたくなります。なんといっても、この世界観・・・魔法世界における各種族の覇権争い、がとても魅力的です。
ゲームの特徴は、まず、「開発行為」と「勝利点」の分離かと思います。『カタン』や『カルカソンヌ』などの過去の名作、最近の人気作である『アーク・ノヴァ』や『テラフォーミング・マーズ』も、開発行為そのものが勝利点となり、さらに拡大再生産の基盤となっています。『テラミスティカ』では、ラウンドボーナスや恩恵タイルがない限り、開発行為そのものは直接点にはなりません。ただし、前半戦でしっかり開発して収入アップ(拡大再生産)することで、後半戦の「町」の形成による得点タイルの獲得、最終得点計算の最長交易路ボーナスなどで優位に建てるのが、面白いところです。
また、得点獲得が、塵も積もれば山となる「積み重ね」であることも、大きな特徴かと思います。第1ラウンドで~ほぼ定石化しつつありますが~、「砦」の建設による種族能力の解放か、「神殿」建設による恩恵タイル<土1>の獲得が重要といわれるのは、積み重ねの重要性をよく物語っています。<土1>は、「住居」を建てるたびに勝利点を2点獲得出来るタイルですが、わずか2点と侮ってはダメで、「住居」は建て替えなども含めゲーム中10回ぐらい建設する可能性があります。つまり2×10=20点、140点取れば勝ちのゲームの中で、第1ラウンドに獲得した恩恵タイル<土1>だけで20点を生み出せるのです。
ラウンドボーナスも非常に重要で、例えば、「砦」or「聖域」を建てると5点のラウンドだとすると、このラウンドを狙って「聖域」を建てる行為が、最終的には大きな差を生み出します。プレイスキルがあがっていくにつれ、ゲーム開始の種族選択の時点で、ラウンドボーナスをよく見て、どのような戦術でゲームをすすめるかを考えるようになっていくわけです。
あとは、これまでのレビューにある通り、「パワー」の存在ですね。これが他のゲームにはない『テラミスティカ』独自のゲームシステムで、パワーをもらうため、対戦相手と近すぎず離れすぎずの良いインタラクションを生み出し、また、宗教トラックに積極的な意味をもたらしています。
戦略ゲームが好きな人には、この『テラミスティカ』を是非4人プレイで。マップが4人プレイを想定して作られているため、4人がベストです。『ガイアプロジェクト』は3人用に宇宙を小さくしたり、『革新の時代』は3人以下用のマップが用意されていますが、『テラミスティカ』は4人。リアルでメンバーが集まらない場合は、アプリかBGAでも良いので、4人で遊んでみてください。(アプリのAIは相当強いですが・・)
1手のミスで大差がつくシビアな面はありますが、『テラミスティカ』でしか味わえない面白さがあります。
『テラミスティカ』でコンスタントに120点ぐらい取れるぐらい上達した方は、さらに複雑な、しかし、世界最高の戦略ゲームと言っても過言ではない傑作『ガイアプロジェクト』に進みましょう。(『ガイアプロジェクト』のレビューはすでに書いてありますので、よろしければご参照ください)。
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