【レビュー】国旗王(こっきんぐ) / Flagenius

2~8人用
10~15分 
6歳~


---




国旗王は、国旗の情報だけを頼りに世界197ヶ国のデータを比較させて勝負する、トリックテイキングの仕組みを国旗ゲームに取り入れたカジュアルパーティーゲームです。




ルールは非常にシンプルで、表面に国旗柄のみ、裏面に国のデータが載った全197枚の国旗カードを1人8枚配り、全7ラウンド毎に提示される

「面積の大きい国は?」

「正式名称の長い国は?」

「GDPの低い国は?」

などのお題に該当すると”思う”ものを裏のデータを見ずに出し、それぞれ最もお題に沿ったカードを出せた人が勝者となります。




このゲームの特徴としてまず挙げられるのは、圧倒的データ量です。日本が認定している196ヶ国+北朝鮮の全197ヶ国の国旗カードは全てに「正式名称」「人口」「面積」「排他的経済水域」「GDP」「軍事費」など膨大なデータが記載されており、これだけで教育的価値の高いカードに仕上がっています。




これを比較するとなると知識が物を言うゲームになりがちなのですが、カードを決定するまで裏のデータを見るのは禁じられており、与えられる判断材料は表に書かれた国旗デザインしかありません。

お題となるデータは毎回種類も大小もランダムであり、更には手札もランダムに8枚しか配られないため、特徴となる膨大なデータ量を197ヶ国全て覚えるのは非常に困難です。




よって、実際のプレイでは国旗知識の大小はあれど大半は分からない国旗で勝負することになり

「三色旗は豊かそう」だとか

「月のマークは南っぽい」だとか

「銃のマークがついてるから軍事費高そう」だとか

のように決めつけと偏見で選出するプレイが多くなり、カジュアルなプレイスタイルになることが多いでしょう。そして、その決めつけが外れれば外れるほど国と国旗への知識が高まり学びを得ることができます。




とは言え知識があれば強いことは確かで、例えば小学生レベルの知識で分かるような大国やバチカン市国などの特殊な分かりやすいカードは複数のお題を満たすケースも多く、限られたお題と限られた手札の中で、大国勝負となるリスクを取るか、お題を捨てるかなどの駆け引き楽しめるようになるため、カジュアルに遊べば遊ぶほど知識が高まりより強くなれるというゲーム性も兼ね備えています。




誰が遊んでも楽しめて、学びも得られるゲームです。



---


国旗王(こっきんぐ)の関連コンテンツ



* 国旗王(こっきんぐ)のトップ

* イメージ画像(1)

* 遊べるカフェ/スペース(17)

* レビュー(4)

* ルール説明(0)

* 戦略・コツ(0)

* リプレイ日記(0)







---


ボドゲーマ



* トップ

* ボードゲームおすすめランキング

* 新着レビュー一覧

* ボードゲーム専門の通販サイト

* ボードゲームのイベント情報

* 全国のボードゲームカフェ情報

* ボドゲーマ会員一覧

* ボドゲーマ公式コラム


http://dlvr.it/THcs52

コメント

このブログの人気の投稿

【レビュー】ペン / P.E.N

【レビュー】シンデレラは帰りたい!! / Cinderella wants to go home!!