【レビュー】宝石の煌き / Splendor

2~4人用
30~30分 
10歳~


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我が家をこのボードゲーム界に一気に引きずり込んでくれた傑作ゲーム。




お店で他のゲームを物色していたところ、ふとこれが目に入り「そういえばやたら評判よかったな、ほんまに面白いんかいな」と思いつつ購入。このときは正直あまり期待していませんでした。ジャケットもしぶいおっちゃんやし、宝石あつめるの?




手番でやることはたった3つで、小1の息子でもすぐ理解できました。 15点が勝利点ですが、各人の点数は場に公開されているので誰がリードしているか一目瞭然。「やばいあと2点とられたら負ける!」「あのカードで勝ちにいってるやん!」とかシンプルに盛り上がれます。最後にいろいろ点数計算して、ようやく勝敗があきらかになるゲームは多いですが、この点だけでもよくできたゲームだなと思います。




ゲームが佳境になるにつれ、序盤はとても手が届かなかった高得点の宝石がぞくぞくと手に入りだします。終盤にむけて加速度的に高まっていく緊張感やカタルシスに、ハラハラドキドキです。当時は、このシステムを「拡大再生産」ということも、いろんなゲームに採用されていることも知りませんでした。噂にたがわぬ面白さとはまさにこのことです。




十数回プレイを繰り返すとさすがに少しずつ慣れてきて、相手が狙っているカードを「予約」でカットしたり、貴族カードを狙うことなく勝利点に達したりと、10枚いかずに15点とる攻防が基本になってきて。狙っていたカードを直前に予約され、平静を装いつつも、必死で考えるプランB。レベル1の余計なカードに寄り道していたあの頃の無邪気さは消え失せ、ヒリヒリしたガチっぽい雰囲気漂う我が家。息子にこのサファイアを渡すわけにはいかねえが、妻の動きも油断ならねぇ‥。




上達の弊害としては、たまに来た親戚やお友達とやりたくても実力差がありすぎて、昔のようにのほほんと楽しめなくなってきたことでしょうか。本来、初心者でも本格的なボードゲームが楽しめる良ゲーであるはずなので、うまくハンデをつけるなどして楽しめたらと思います。




ルールのシンプルさ、拡大再生産のカタルシス、勝利への見通しの良さ、いずれもとても高いレベルでまとまったこのゲーム、我が家では全会一致で星10の評価です。



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